インドのミルク

2006/9/8

インド人の資質の一つに原理原則を尊重すると言うことを今まで何回か強調してきた。

ヒマラヤの氷河から溶け出した水一滴一滴が集まり、小川を成し、それが谷川となり、最後にはガンジス河となり大海に注ぐ。

インドはこの2年間アメリカを抜き去り、ミルクの生産量が世界一となった。その背景には、インドらしさがある。

インドの乳業は、アメリカの一箇所の牧場、農場で数百頭、数千頭の乳牛を飼育し機械化させた搾乳を行う大量生産方式と全く異なり、各農家が飼う1〜2頭の牝牛の家族の手による乳絞りによっている。

各農家の女手が絞りたてのミルクを小さな缶にいれ手に持って、近所の自転車男の待っているところへもって行く。のどかな、木陰での風景である。男は、もって来れれたミルクをいわゆるミルク缶にまとめ、自転車の荷台の両側にぶら下げて、二輪オートバイの男のところへ持ち込む。これも野外の街道の角である。バイクの男は4〜6つの缶をぶら下げ、街道筋の集乳所へ持ち込む。そこへ、タンクローリーがやってくる。そしてそれを工場へ持ち込み、AMULブランドの製品にする。amulと言うのはサンスクリットのAmoolya(pricelessと言う意味)から作られたブランド名で、会社名ではない。いや会社と言うのは間違いかも知れない、正確にはGujarat Co-operative Milk Marketing Federation Ltd. (GCMMF)と言う組織である。農家が一軒一軒集まった組織だという。

まさに、一滴の水が大海を成すの原理原則である。

1946年に作られた当時は、ボンベイへのミルクの供給を安定的にしようと言うグジャラト州の農家の連帯の試みが、今では、インド一の食品製造組織になっている。

Amulブランドの生産品の一覧である。

Amul Butter
Amul Lite
Table Margarine
Amul Spray Infant Milk Food
Sagar Skimmed Milk Powder
Amulya Dairy Whitener
Amul Fresh Milk
Amul Lite Slim and Trim Milk
Amul Fresh Cream
Amul Kool Chocolate Milk
Amul Kool Flavoured Bottled Milk
Amul Kool Flavoured Tetra Pack
Amul Shakti Toned Milk
Amul Masti Spiced Buttermilk
Amul Pasteurised Processed Cheese
Amul Emmental Cheese
Amul Pizza Mozzarella Cheese
Gouda Cheese
Amul / Sagar Pure Ghee
Cooking Butter
Amul Malai Paneer
Mithai Mate
Amul Ice Creams
Amul Shrikhand
Amul Mithaee Gulab Jamuns
Amul Chocolates
Amul Basundi
Nutramul

最後の品物は、コカコーラ、ペプシに対抗して最近発売された健康飲料である。

毎日捌かないと腐ってしまうミルクは、仲買人にただみたいな値に買い叩かれていたのが、安定的な収入源と成り、零細農家は革命的な変化を遂げたという。これを称して、グリーンレボリュウションの向うを張ってホワイトレボリュウションと言う。世界的にも評価を受けている。
自転車で運ばれるミルク・・
何軒の農家のものが集められたのであろうか・・
自転車や手で持ってこられたミルクは、二輪の集乳者を待っている・・
雨の日でも時間までに集乳所へ届けなけれならない・・大変な仕事である・・
ミルクのタンクローリーである・・
ドュド(ヒンディでミルクのこと)と書いてある・・

これもミルクのタンクローリーである・・
アムルと言う名前がヒンディーで書いてある・・

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